初めて
酒風呂に入ったのは、立て込んでい仕事の目処がついた日のことです。
話には聞いてた
酒風呂を試したのは、たまった疲労から偏頭痛を抱えていたので、多少でも和らげばという気持ちからでした。
体を洗い、湯船につかる前にお酒を入れました。
酒は残り香に姿を変え、無色透明な湯に消え溶けていきます。
静かに身を沈めてから深めの呼吸を繰り返します。
すると、どうでしょう。
いつもは「極楽ごくらく」と呟く代わりのちょっとした儀式でしかないはずが、腰から背、首の後ろを通り、頭頂部に何かがスッと通る気がします。
続けて呼吸を繰り返すと、頭頂部よりやや後ろで澱が溶け、流れ出すような不思議な感覚がありました。
からだの「冷え」がよくとれるP.49より一部抜粋